自動車整備士からアジャスターへの転職は難しい?アジャスターへの転職方法や仕事内容、特徴を紹介

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自動車整備士からアジャスターへの転職は難しい?アジャスターへの転職方法や仕事内容、特徴を紹介

「整備士を辞めたいけど、次にどんな仕事をすれば良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そんな整備士の方々にはアジャスターという選択肢もあります。

今回は、アジャスターへの転職を考えている整備士の方向けに、仕事内容や特徴などについて紹介しながら、転職する方法も伝授します。

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中山 淳平
この記事を書いた転職サポートの専門家
コーディネーター

年間500名以上の自動車整備士の転職をサポートしているスペシャリスト。 自動車業界に精通した人材紹介・派遣会社でノウハウと経験を積み、カンパネルのコーディネーターに。 「自動車整備士とその家族に寄り添うサポート」をモットーに、転職の難しさを一番知っているからこそ最高の転職を実現できるようサポートを行っている。 好きな音楽はマキシマムザホルモン。

アジャスターは自動車事故の際に活躍する職業

アジャスターは、自動車事故によって発生した損害を調査し、正確な被害額を算出する職業です。「技術アジャスター」や「損害事故調査員」と呼ばれることもあります。

 

事故車両の修理にかかる費用や、物損事故によって発生した弁償額など事故の状況を調査し算出します。

 

保険会社が保険金を出す際に、本当に妥当な金額なのかどうかを事故状況を調査し査定するのがアジャスターの大きな役割です。

 

事故車両の調査で専門的な知識や特別なスキルが求められるため、自動車整備士としての経験が活かせる職業といえます。

 

アジャスターには、保険会社に所属する「専属アジャスター」とフリーランスで働く「乗合アジャスター」の2パターンの働き方があります。

専属アジャスター

専属アジャスターは、損害保険会社などに雇用されて働くアジャスターのことです。損害保険会社以外の会社に雇われて働くケースもあります。

 

専属アジャスターの場合、調査業務以外に示談のサポートなども行うことがあります。

乗合アジャスター

一方、乗合アジャスターは特定の会社に雇用されるのではなく、フリーランスとして事故における調査業務を請け負うアジャスターのことです。

 

専属アジャスターとは違い、基本的に調査業務しか行いません。

 

 

アジャスターの主な業務

アジャスターの主な業務は下記のとおりです。

 

・事故車を見て、実際にかかる修理費用の見積もりを出す

・事故の内容に相違がないか確認した上で、報告書を作成する

・事前に報告を受けていた修理内容と相違がないかを確認する

・修理工場からの見積もりを確認し、修理内容が合理的か、妥当な価格かどうかを確認する

・交通事故の原因の調査

・事故相手や相手方の保険会社との交渉

アジャスターの平均年収は400万~600万円

アジャスターの平均月給は25万円前後ですが、企業によってバラつきがあります。勤続年数や実績、保有資格などによっても変動します。

 

それらを考慮するとアジャスターの平均年収は400万~600万円といえるでしょう。

 

中には、年収800万円以上稼ぐアジャスターもいるため、平均以上の年収をもらうことも不可能ではありません。

 

 

アジャスターは完全週休2日制だが残業は多め

損害保険会社に所属する専属アジャスターの場合、完全週休2日制で、勤務時間は9時~17時くらいとなる場合が多いです。

 

残業時間は時期や事故の発生時間によって大きく変動します。お客さん都合で定時以降にしか連絡取れない場合などは残業しなければなりません。

 

そのため、残業はある程度覚悟する必要があります。

 

 

アジャスターに求められる資格

自動車整備士になるためには、自動車整備資格や整備経験が求められるケースがほとんどですが、アジャスターも同様に転職時に必須ではないものの、資格が求められます。

 

アジャスターの資格には「技術アジャスター資格」と「特殊車アジャスター資格」の2種類があります。

技術アジャスター資格

技術アジャスター資格は、主に普通自動車の事故調査を行う際に必要になる資格です。

以下のようにランク分けされています。

 

・見習技術アジャスター

・技術アジャスター初級技能ランク

・技術アジャスター3級技能ランク

・技術アジャスター2級技能ランク

・技術アジャスター1級技能ランク

 

基本的に下位ランクの資格取得することで、次のランクの資格試験を受けることができます。ただし、下位ランクの資格取得後4ヶ月~3年の間隔を空けないと受験できません。

 

ちなみに、「技術アジャスター1級技能ランク」は資格として用意されているものの、過去一度も試験は実施されていません。そのため、現在は「技術アジャスター2級技能ランク」が事実上で最高ランクということになります。

 

見習技術アジャスターは受験の条件は特にありません。

 

見習技術アジャスター試験で出題される問題は「3級自動車整備士資格試験」「自動車車体整備士資格試験」レベルの問題が出題される公表されています。

ちなみに2018年の合格率は29%ほどでした。

 

技術アジャスターの入口になる資格とはいえ、難易度は高めです。

整備士資格以上にしっかり勉強しておく必要があります。

 

 

特殊車アジャスター資格

特殊車アジャスター資格は、建設機械や農作業用機械といった特殊車両の事故調査を行う際に必要になる資格で、特殊車アジャスター資格は1種類のみです。

 

技術アジャスター資格にプラスして取得する方が多い傾向にあります。

 

資格は違いますが、行う業務内容は技術アジャスターと大きく変わりません。

整備士からアジャスターへの転職は簡単ではない

自動車整備士資格と整備経験があればアジャスターに転職できる確率は高くなるでしょう。

 

しかし、その一方で「求人が多くない」「資格取得の難易度が高い」という問題もあります。

 

自動車整備士からアジャスターに転職した方はいますが、ごくわずかです。求人がなければ転職はできないので、アジャスターに転職できるかどうかは時期やタイミングに依存すると言っても良いでしょう。

 

さらに、アジャスターになりたいと考える整備士が多いため、競争率が高くなります。

 

 

今より条件の良い整備士に転職するのもおすすめ

整備士の転職先の選択肢として挙げられるアジャスターですが、事故が起きたタイミングで調査やお客さんの対応を求められるため、ある程度の残業を覚悟しなければなりません。

 

また、求人数が少なく競争率が高いため、アジャスターへの転職は容易ではないでしょう。

 

もし、整備士として現状の年収や休日、待遇面に不満なのであれば、今よりも条件の良い会社に整備士として転職するのがおすすめです。

 

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