建設機械や農作業用機械の整備士ってどうなの?それぞれの特徴や待遇を紹介
整備士のキャリアは自動車整備だけではありません。
クレーンやショベルカーといった建設機械・工事車両の整備士や、トラクターやコンバインなどの農作業用機械の整備士といった選択肢もあります。
自動車整備の資格や経験が活かせる職種ではありますが、自動車整備士と比べて建設機械や農作業用機械の整備士は業務面、待遇面でどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、建設機械・工事車両、農作業用機械の整備士の業務や待遇の傾向などについて紹介します。
これまで、16年間で2,800人以上の自動車整備士の転職をフルサポートしてきたベテランコーディネーター。日本最大手の人材派遣会社で経験を積み、自動車整備士に特化した人材紹介・派遣会社に転職。現在はカンパネルのコーディネーターとして自動車整備士の転職をフルサポートしている。 趣味はゴルフ。
目次
建設機械・工事車両の整備士の特徴
建設機械・工事車両の整備士は、ショベルカーやブルドーザー、クレーン、フォークリフトといった重機の整備をメインで行います。
その他にも、電動工具やポンプ、発電機、コンプレッサー、草刈り機といった機械の整備を行うこともあります。
危険な機器の整備を行う場合もあるため、作業の際は細心の注意を払う必要があります。
一方で、自動車以外の豊富な車種、機械の整備に携われるので、スキルアップにつながるというメリットもあります。
建設機械・工事車両の整備士になるために必要な資格・経験
建設機械・工事車両整備の資格として、建設機械整備技能士という国家資格がありますが、必須としている求人はほぼありません。
入社後に研修や簡単な整備を行いながら取得するケースが一般的です。
最低限、自動車整備士の資格と経験があれば、建設機械・工事車両の整備士に転職することができます。
メジャーな職業ではないため、求人数もそんなに多くはありません。
農作業用機械の整備士の特徴
農作業用機械の整備士は、トラクターやコンバイン、耕うん機といった農業で使用する車両の整備を中心に行います。
特殊な車両なので、普通自動車の整備以上にケガには気をつけなければなりません。
自動車整備士と比べ、年収はやや低めか同じ水準ですが、残業は少ない傾向にあります。
農作業用機械の整備士になるために必要な資格・経験
農作業用機械の整備には、農業機械整備技能士という国家資格がありますが、転職の段階では必須ではありません。
建設機械・工事車両の整備同様に、入社後に経験を積みながら取得するケースがほとんどなので、まずは最低限自動車整備士の資格・経験があれば問題ないでしょう。
また、自動車整備士に比べて求人数が多くないので、勤務地が限られることがあります。
年収だけで見ると自動車整備士よりも待遇はやや劣る
企業によって異なりますが、業界建設機械・工事車両と農作業用機械の整備士の待遇は自動車整備士と比べてやや劣ります。
ただし、年収は自動車整備士よりも低い傾向にありますが、建設機械・工事車両と農作業用機械の整備士の方が残業時間が短いという特徴もあります。
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